(10月8日更新) フィット買取価格の相場・最新トレンドはこれ!

フィットの買取価格は走行距離と年式に左右されます!

あなたの乗っているフィットの売却価格がいくらになるのか?その答えを探してこのページを訪れてくれているのではないでしょうか。

走行距離と年式フィットの価格を決める主要な要素として挙げられます。これはフィットだけの話ではなく他の車にも言える一般的なことです。

そこでこの記事では、実際のフィットの売買情報を元に、走行距離や年式が価格にどう影響しているかをグラフで視覚的に説明します。

このグラフを作成するために 268 件の実際の取引データを使っています。

グラフを見ていただくことで、フィットの売却価格に対する走行距離・年式の影響を把握して、それを基にあなたのフィットが売れる値段の目安を知ることができます。

さらにもう一歩踏み込んで考えると、走行距離・年式と買取価格の間に明確な相関関係があるならば、その相関関係を反対に使うことで、あなたのフィットを「今売ったらいくらくらいになるのか?」を推測することができるはずですよね。

この相関関係は数式にすることができます。

したがって、あなたのフィットの走行距離と年式を入力することで、その時点の価値を予測することができるのです。

これの詳細についても、以下で説明していきます。

走行距離・年式とフィット買取価格の相関関係

では、走行距離・年式と買取価格の相関関係を散布図にしたものを順に見ていきましょう。

1 つ目が「走行距離」と「買取価格」の散布図です。

横軸 (x 軸) が「走行距離」で、縦軸 (y 軸) が「買取価格」です。右肩「下がり」になっていることがわかります。

これは、走行距離が増えれば増えるほど買取価格が安くなる関係性を示しているわけです。

散布図は実際に売買された各データを二次元のグラフに落とし込んで作っているので、色が濃くなっているところは多くの売買データが重なり合っていることを示し、そのあたりが相場だと推測できます。

走行距離と買取価格のデータからフィットの特徴としてわかることは、まず、買取価格が 100 万円を超えることはまれであることがわかります。

この散布図の場合、濃い青色になっているのは走行距離 100,000 km をちょっと超えたところよりも少ないゾーンで、且つそのときの買取価格が 10 万円以下であることがわかります。

大雑把に言って、フィットの買取価格は安いと言えるでしょう。このことは、この記事の一番上にある画像に平均買取価格が 29.6 万円となっていることからもわかります。最低価格が 0 円ですしね。。。

2 つ目が「年式」と「買取価格」のグラフ (散布図) です。

横軸 (x 軸) が「年式」で、縦軸 (y 軸) が「買取価格」です。

今度は反対に右肩「上がり」になっていることがはっきりわかります。

これは、年式が新しければ新しい方が買取価格が高い関係性を実データが示しているわけです。

年式と買取価格の関係で言うと、フィットの散布図の場合、濃い青が 2004 〜 2014 年式の間にあることがわかります。買取価格のゾーンも 50 万円以下が中心であることが見て取れます。

2016 年式以降の買取データが少ないため、もっとデータを集めて分析したいところですが、2014 もしくは 2015 年式以降の買取価格は高くなっている (右肩上がりの角度が急) ことがわかります。このあたりは実際にフィットを売るときの大きなポイントと言えるかもしれません。

気になったので、268 件の売買情報のデータからフィットの買取価格トップ 10 をチェックしてみました。それを表にしたのが以下です。

年式は 2020 年のものが多く、トップ 10 のすべてが年式の新しいフィットであることがわかります。

走行距離も少ないものが多いですね。最大のもので 32,000 km 程度です。このトップ 10 はフィットの買取価格の実情をよく表していると思います。

年式走行距離 (km)オークション日付買取価格 (万円)
202117292022年09月20日212.3
2020238852023年02月14日191.4
2019325562021年12月21日172.2
202038612020年11月03日157.1
2020161192022年02月18日154.7
2020141122022年02月01日151.5
202024222023年03月03日144.7
202045152021年12月28日141.5
2018183342022年03月01日139.7
2016295532018年09月28日135.1

あなたのフィットの推定価格を計算してみますか?

実データから導き出された計算式を 2 つ作っちゃいました。

あなたのフィットの年式と走行距離を入力することで、いま売ったらいくらになるのか?を推定できるようになっています。

以下の計算式 1 が、ここまで説明してきた年式・走行距離と買取価格の関係から求められた式 (モデル) です。

[ 計算式 1 ]
( 14.2211 x 年式 ) - (0.0006554 x 走行距離) - 28489.44

この式は、

  • 年式が 1 年古くなるごとに 買取価格が 約 14.2211 万円 安くなる
  • 走行距離が 1 km 増えるごとに 買取価格が 約 6.55 円 安くなる

ことを示しています。

続いて 2 つ目の計算式です。これは何かというと、1 つ目よりも予測精度が高いモデルです。

式が少し複雑になっているところがミソでして、こちらの方が予測精度が高いことがわかっています。

[ 計算式 2 ]
( 20.1104 x 年式 ) + (0.2493 x 走行距離) - (0.0001243 x 年式 x 走行距離) - 40339.44

決定係数と呼ばれる予測の正確さを表す指標が、2 つ目の計算式が 0.8813 で、1 つ目が 0.8263 です。

決定係数が 1 に近い方が優れているので、計算式 2 の方が良いわけです。

前置きが長くなりましたが、以下に年式と走行距離を半角文字で入力して計算してみてください。計算式 2 の結果を確認できます!

当ブログのオリジナルツールです。半角文字を入力して試してみてください。



年式ごとの買取価格平均値の折れ線グラフ

今度は散布図ではなく、折れ線グラフを作ってみました。

年式ごとの買取価格の平均値を求めて、それをグラフにしたものです。

年式と買取価格の関係のため、年式が新しいほど買取価格が高くなる = 右肩上がりのグラフになります。

グラフにデコボコもなく、きれいなグラフになっていてわかりやすいと思います。

走行距離 10,000 km ごとの買取価格平均値の折れ線グラフ

次が、走行距離 10,000 km ごとの買取価格平均値を求めて、それを折れ線グラフにしたものです。

走行距離と買取価格の場合は、走行距離が増えるほど買取価格が安くなる = 右肩下がりのグラフになります。

こちらはきれいな右肩下がりではなく、だいぶギザギザした形になっていますね。

これは、走行距離と買取価格の相関関係が、年式と買取価格の相関関係ほど強くないことが影響していると考えられます。

最後にご参考データとして、年式ごとの買取価格の平均値と、走行距離 10,000 km ごとの買取価格の平均値を表にしたものを紹介しておきます。

年式ごとの買取価格平均値

年式買取価格
2002 年1.2 万円
2003 年6.4 万円
2004 年4.3 万円
2005 年3.6 万円
2006 年5.1 万円
2007 年6.4 万円
2008 年10.7 万円
2009 年11.1 万円
2010 年15.1 万円
2011 年15.6 万円
2012 年19.3 万円
2013 年29.2 万円
2014 年41.8 万円
2015 年56.9 万円
2016 年65.9 万円
2017 年68.7 万円
2018 年119.5 万円
2019 年118.4 万円
2020 年156.8 万円
2021 年212.3 万円

10,000 km ごとの走行距離の買取価格平均値

走行距離買取価格
0 万 km 〜70.2 万円
1 万 km 〜63.0 万円
2 万 km 〜45.8 万円
3 万 km 〜33.1 万円
4 万 km 〜24.1 万円
5 万 km 〜21.8 万円
6 万 km 〜15.1 万円
7 万 km 〜12.2 万円
8 万 km 〜21.7 万円
9 万 km 〜9.2 万円
10 万 km 〜11.6 万円
11 万 km 〜16.7 万円
12 万 km 〜10.5 万円
13 万 km 〜25.1 万円
14 万 km 〜10.9 万円
15 万 km 〜8.4 万円
16 万 km 〜4.8 万円
17 万 km 〜2.4 万円
18 万 km 〜4.7 万円
19 万 km 〜9.3 万円
21 万 km 〜12.1 万円
22 万 km 〜3.0 万円

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