(10月29日更新) フォレスター買取価格の相場・最新トレンドはこれ!
フォレスターの買取価格は、走行距離と年式が大きく影響します!
今日はフォレスターの買取価格がどれくらいになるのかを見ていきましょう。
買取価格に影響する要素はいろいろありますが、はっきり言えることは、走行距離と年式が大きな要因であることです。これはフォレスターに限らず、他の車にも当てはまります。
今日もフォレスターの過去の取引データをもとに、走行距離と年式の影響を視覚的に見て分析していきます。
この分析には、フォレスターの実際の 178 件のオークションデータを使用します。
フォレスターの買取価格に与える影響を理解して、どんなものなのかといった傾向をつかむことができます。あなたのフォレスターを売る時の参考になるでしょう。
走行距離と年式が買取価格に大きな影響を与えるってことは、逆の考え方をすれば、あなたのフォレスターの走行距離と年式を元に買取価格を推測することが可能ってわけです。
この推測は計算式で計算ができるんですが、この数式もお知らせするのであなたのフォレスターの買取価格を予想することができちゃいます。
詳しいことは、以下に書いていきます。
走行距離・年式とフォレスター買取価格の相関関係
では、走行距離・年式と買取価格の相関関係を順に見ていきましょう。
2 つの変数の関係を視覚的に見ることができるグラフである散布図を使って確認します。
1 つ目が「走行距離」と買取価格の関係が見れる散布図です
横軸 (x 軸) が「走行距離」で、縦軸 (y 軸) が買取価格です。右肩「下がり」になってはいますが、きれいな右肩下がりではなくてバラツキがありますね。
走行距離が増えることで買取価格が安くなる関係性は見て取れると思います。
散布図は実際に売買された各データを二次元のグラフ上に描いているだけなので、色が濃くなっているところは売買データが重なり合っていることを示し、そのあたりが相場だと推測できるものなんですが、フォレスターはその重なりが少なく感じられます。
雑感としては、買取価格が 200 万円オーバーになるためには走行距離 25,000 km を超えると難しそうですし、100,000 km を超えると 100 万円を超えることはほぼないと思えてきますね。
2 つ目が「年式」と買取価格の関係が見れる散布図です
横軸 (x 軸) が「年式」で、縦軸 (y 軸) が買取価格です。
今度はかなりわかりやすい右肩「上がり」になってますね。
これは、年式が新しい方が買取価格が高いことがデータによって示しています。
この散布図から考えられることは、年式が 2010 年よりも古いと買取価格は 50 万円以下になりそうということですね。
100 万円を超えるためには 2012 年式以降のものである必要がありそうで、200 万円を超えるためには 2016 年式以降というのがラインになりそうかな。
300 万円を越えて売るためにどうしたらいいか?って言ったら、購入してから 1 年以内に売る必要がありそうだってことになりそうだよね。
フォレスター買取価格のトップ 10 情報
ここでフォレスターの買取価格トップ 10 をチェックして表にしてみました。
年式 | 走行距離 (km) | オークション日付 | 買取価格 (万円) |
---|---|---|---|
2021 | 11771 | 2022年08月09日 | 343.8 |
2021 | 16960 | 2022年11月08日 | 326.4 |
2021 | 4739 | 2023年01月20日 | 305.5 |
2018 | 9773 | 2022年09月09日 | 298.8 |
2018 | 58274 | 2022年10月07日 | 296.8 |
2018 | 3019 | 2021年08月03日 | 292.8 |
2021 | 12389 | 2022年04月05日 | 288.4 |
2020 | 4713 | 2021年01月15日 | 275.8 |
2019 | 50334 | 2021年09月21日 | 273.6 |
2019 | 18811 | 2022年02月08日 | 264.5 |
年式が新し目のフォレスターがトップ 10 にならんでいますね。
走行距離も 50,000 km 超えが 2 件入っていますが、それ以外は 10,000 km 未満、20,000 km 未満であまり走っていないものが多いです。
年式が新し目、走行距離は少なめなものがトップ 10 に多く入る形となっていてわかりやすい結果です。
あなたのフォレスターの推定価格を計算してみますか?
実データから導き出された計算式を 2 つ作っちゃいました。
あなたのフォレスターの年式と走行距離を入力することで、いま売ったらいくらになるのか?を推計できるようになっています。
以下の計算式 1 が、ここまで説明してきた「年式」「走行距離」と買取価格の関係から求められた式 (モデル) です。
[ 計算式 1 ]
( 14.45 x 年式 ) - ( 0.00049 x 走行距離 ) - 28922.61
この式は、
- 年式が 1 年古くなるごとに 買取価格が 約 14.45 万円 安くなる
- 走行距離が 1 km 増えるごとに 買取価格が 約 4.9 円 安くなる
ことを示しています。
続いて 2 つ目の計算式です。これは何かというと、1 つ目よりも予測精度が高いモデルです。
式が少し複雑になっているところがミソでして、こちらの方が予測精度が高いことがわかっています。
[ 計算式 2 ]
( 21.45 x 年式 ) + ( 0.2419 x 走行距離 ) - (0.0001206 x 年式 x 走行距離) - 43009.14
決定係数と呼ばれる予測の正確さを表す指標が、2 つ目の計算式が 0.9181 で、1 つ目が 0.8197 です。
決定係数が 1 に近い方が優れているので、計算式 2 の方が良いわけです。
前置きが長くなりましたが、以下に年式と走行距離を半角文字で入力して計算してみてください。計算式 2 の結果を確認できます!
当ブログのオリジナルツールです。半角文字を入力して試してみてください。
以下のグラフはこのモデルの予測した買取価格がどれくらい正確なものかを視覚的に示したものです。
横軸も縦軸も単位は価格 (万円) で、「縦軸」がこのモデルが予測した価格 (Predicted) を示し、「横軸」が実際の買取価格 (Actual) を表しています。
赤の点線が実際の買取価格を描いたものです。これは直線として描かれます。
青の点が、このモデルが予測した買取価格で、青の点が赤の点線に近く分布していればしているほど、このモデルの予測が優れていることを示しています。
全体的に青の点が赤の直線近くに分布していることを理解していただけるのではないでしょうか。
このモデルの数式が計算した結果を、あなたのフォレスターの推定買取価格として確認することができるようになっています。
年式ごとの買取価格平均値の折れ線グラフ
今度は散布図ではなく、折れ線グラフを作ってみました。
「年式ごとの買取価格の平均値」を求めて、横軸が「年式」、縦軸が「年式ごとの買取価格の平均値」をグラフにしたものです。
年式と買取価格の関係を表しているため、年式が新しいほど買取価格が高くなる = 「右肩上がり」のグラフになっています。
多少デコボコしてはいますが、そのデコボコ具合が控えめであり、右肩上がりという傾向はハッキリわかる折れ線グラフですね。
走行距離 10,000 km ごとの買取価格平均値の折れ線グラフ
次が、走行距離 10,000 km ごとの買取価格平均値を求めて、それを折れ線グラフにしたものです。
フォレスターの売買データを走行距離 10,000 km ごとに分類し、それを横軸にして、買取価格を縦軸にした折れ線グラフです。
走行距離と買取価格の場合は、走行距離が増えるほど買取価格が安くなる = 右肩下がりのグラフになります。
しかし、しかし!80,000 km 以降の右肩下がり具合がすごくゆったりに見えますね。。。
これはフォレスターの特徴と言えるかもしれません。他の車種でこのようなパターンは見たことがないですね。
フォレスターは走行距離が 80,000 km とか 90,000 km を超えたら、そこから先は走行距離が買取価格に与える影響が小さくなるのかもしれませんね。
最後にご参考データとして、年式ごとの買取価格の平均値と、走行距離 10,000 km ごとの買取価格の平均値を表にしたものを紹介しておきます。
あなたのフォレスターの年式と走行距離から、どれくらいの買取価格になるのかをサッと確認できます。
年式ごとの買取価格平均値
年式 | 買取価格 |
---|---|
2001 年 | 9.7 万円 |
2002 年 | 9.9 万円 |
2003 年 | 8.3 万円 |
2004 年 | 21.4 万円 |
2005 年 | 21.9 万円 |
2006 年 | 19.7 万円 |
2007 年 | 38.9 万円 |
2008 年 | 26.3 万円 |
2009 年 | 35.8 万円 |
2010 年 | 50.2 万円 |
2011 年 | 42.1 万円 |
2012 年 | 101.6 万円 |
2013 年 | 83.4 万円 |
2014 年 | 98.9 万円 |
2015 年 | 154.7 万円 |
2016 年 | 181.1 万円 |
2017 年 | 172.1 万円 |
2018 年 | 239.3 万円 |
2019 年 | 258.3 万円 |
2020 年 | 238.7 万円 |
2021 年 | 316.0 万円 |
10,000 km ごとの走行距離の買取価格平均値
走行距離 | 買取価格 |
---|---|
0 万 km 〜 | 232.4 万円 |
1 万 km 〜 | 218.6 万円 |
2 万 km 〜 | 181.8 万円 |
3 万 km 〜 | 124.7 万円 |
4 万 km 〜 | 122.0 万円 |
5 万 km 〜 | 92.7 万円 |
6 万 km 〜 | 102.3 万円 |
7 万 km 〜 | 63.6 万円 |
8 万 km 〜 | 47.1 万円 |
9 万 km 〜 | 49.2 万円 |
10 万 km 〜 | 34.3 万円 |
11 万 km 〜 | 47.8 万円 |
12 万 km 〜 | 33.6 万円 |
13 万 km 〜 | 16.5 万円 |
14 万 km 〜 | 41.8 万円 |
15 万 km 〜 | 47.1 万円 |
16 万 km 〜 | 16.5 万円 |
17 万 km 〜 | 23.7 万円 |
18 万 km 〜 | 13.8 万円 |
20 万 km 〜 | 20.0 万円 |
21 万 km 〜 | 49.6 万円 |
22 万 km 〜 | 26.7 万円 |
23 万 km 〜 | 11.0 万円 |
24 万 km 〜 | 12.1 万円 |
32 万 km 〜 | 15.0 万円 |