(12月19日更新) フリード買取価格の相場・最新トレンドはこれ!
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あなたのフリードの現在価値を予測することができたら?
さてと、今日はホンダのフリードを見ていきましょう。例によって走行距離と買取価格の関係性、年式と買取価格の関係性からです。
フリードに限らず、クルマの買取価格は走行距離と年式に大きく左右されるものだから、ここをまずは抑えていきます。
実際に売買されたカーオークションのデータを使って、買取価格が走行距離と年式に関連していることをグラフで確認します。
グラフは、フリードのオークションデータ 132 件 を使って作っています。
グラフを見れば関係性がわかりやすいので、フリードの買取金額がどんな感じなのかを理解していただけると思います。
そして、走行距離と年式が買取価格に強く影響しているのならば、あなたのフリードの走行距離と年式から、今どれくらいの値段になるのかを計算できることになります。
パーフェクトな予測にはならないんですが、フリードの今の値段がどれくらいなのかをさくっと把握しちゃってください。
走行距離・年式とフリード買取価格の関係
では、走行距離・年式と買取価格の関係を順番に見ていきましょう。
2 つの数値の関係を視覚的に見ることができるグラフである散布図を使います。
「走行距離」と買取価格の関係を見る散布図
横軸が「走行距離」で、縦軸が買取価格です。
なんとなーくなレベルでも、グラフが上から右下に流れるような形を描いているように見えるでしょうか。
走行距離が増えるにつれて買取価格が下がっていくことがわかります。
もう少ししっかりとした線、もしくは帯状に連なってくれていると嬉しいんですが、使っているオークションデータではこのような結果になりました。
この散布図はオークションのデータを縦横二次元のグラフにしているだけなので、色が濃くなっているところはデータが重なり合っていて、そのあたりが相場ってことになります。もうちょっと重なりがあってほしいんですけどね。
では、次に年式と買取価格の散布図を見てみましょう。
「年式」と買取価格の関係を見る散布図
次は、横軸が「年式」で、縦軸が買取価格の散布図です。
年式が新しいほうが買取価格が高いものですから、右肩「上がり」になります。
この散布図でもその形になっていますが、もっとたくさんのデータを使いたいところです。
2008 年式から 2010 年式はデータが色濃く重なりあっていますね。残念ながら安いところで重なっちゃってますが。w
この散布図からわかることは、買取価格が 100 万円を超えるためには 2012 年式よりも新しくないと厳しそうだということと、
2016 年式以降は、買取価格の上がり方の角度が急な印象がありますよね。
これは比較的新しい年式の場合、価格の下がり方が急だということです。言い換えると、ある一定の年数を経過すると価格の下がり方が緩やかになるとも言えます。
とにかく高く売りたい!のであれば、早ければ早い方が良いということでしょう。
次に買取価格のトップ 10 を見てみることにしましょう。
フリード買取価格のトップ 10
フリードの買取価格トップ 10 を表にしてみました。
年式 | 走行距離 (km) | オークション日付 | 買取価格 (万円) |
---|---|---|---|
2019 | 5094 | 2021年09月14日 | 228.2 |
2019 | 15723 | 2022年04月22日 | 210.2 |
2018 | 37466 | 2021年06月11日 | 191.8 |
2017 | 14692 | 2021年02月12日 | 190.2 |
2017 | 3681 | 2018年05月01日 | 188.6 |
2019 | 6435 | 2021年01月08日 | 188.0 |
2018 | 16588 | 2021年08月27日 | 180.7 |
2016 | 7646 | 2020年02月18日 | 165.7 |
2017 | 18190 | 2021年05月28日 | 165.3 |
2019 | 12038 | 2022年01月18日 | 162.0 |
高く売るに早ければ早いほうが良いかどうかを見ていきましょう。年式とオークション日付に注目して何年落ちかをチェックします。
4 位と 8 位、9 位くらいが 4 年落ちくらいで、それ以外は 2 年落ちくらいと言えそうです。比較的新しい状態で売買されています。
フリード の場合、3 - 4 年落ちのデータが多く入っている印象が強いですね。他の車種だと 1 年落ちが結構あります。
次に走行距離をチェックします。なぜ先に年式をチェックしたかというと、走行距離よりも年式のほうが買取価格にダイレクトに響くものだからです。これはこれまでにチェックしてきた車種からそのように感じています。
一番走っているもので 3 位の 37,000 km ほどですね。それ以外は 10,000 km 未満か 20,000 km 未満ですから程度は良さそうだと考えられます。
あなたのフリードの推定価格を計算してみますか?
ここからは、あなたのフリードはどれくらいの買取価格になるのか?という話に入っていきます。
オークションデータを使って、現在価値を予測するための計算式 (モデル) を 15 個作り、どのモデルの予測が良いのかをチェックしていきました。まずはこの 15 個の中から 3 つのモデルを紹介します。
(計算式 1) 「年式」と「走行距離」を使った予測モデル
最初の計算式は、ここまで説明してきた「年式」「走行距離」の 2 つを使って買取価格を予測するモデルです。
[ 計算式 1 ]
( 10.22 x 年式 ) - ( 0.00035199 x 走行距離 ) - 20493.177
この計算式は、
- 年式が 1 年古くなるごとに 買取価格が 約 10.22 万円 安くなる
- 走行距離が 1 km 増えるごとに 買取価格が 約 3.52 円 安くなる
ことを示しています。
(計算式 2) 「年式」と「走行距離」と「年式と走行距離の相互作用」を使った予測モデル
次のモデルは、「年式」と「走行距離」に「年式と走行距離の相互作用」を加えて 3 つの要素を考慮して予測する計算式です。
[ 計算式 2 ]
( 14.50692498 x 年式 ) + ( 0.1713075 x 走行距離 ) - (8.537e-05 x 年式 x 走行距離) - 29113.212
3 つの要素を使うので少し計算式が複雑になっています。
「年式と走行距離の相互作用」とは、年式と走行距離を掛け算した数値です。
年式が買取価格にどのような影響を及ぼすか?は、年式が単独で買取価格に与える影響を考えるためのものです。走行距離が買取価格にどのように影響するか?は走行距離が単独で買取価格に影響を考えるためのものです。年式と走行距離の相互作用は、単独で考慮した場合の走行距離と年式の影響とは異なり、2 つが組み合わさることで買取価格にどのような影響を及ぼすかを把握するためのもので、この点を考慮しているのが計算式 2 というわけです。
計算式 2 の方が計算式 1 よりも予測精度が高いことがわかっています。
(計算式 3) 「年式」と「走行距離」と「年式と走行距離の相互作用」と「年式とオークション日付の時間経過」を使った予測モデル
最後の計算式は、これまで使ってきた「年式」「走行距離」「年式と走行距離の相互作用」に加えて、「年式とオークション日付の時間経過」も考慮したモデルです。
[ 計算式 3 ]
( 8.47396125 x 年式 ) + ( 0.14040334 x 走行距離 ) - (6.996e-05 x 年式 x 走行距離) + (0.01715011 x 経過日数) - 16921.124
4 つの要素を考慮するため数式がさらに複雑になっていますが、この組み合わせが一番予測精度が高いことがわかっています。
これまでの 3 つの要素に、購入してからの時間 (日数) を加味して予測します。経過時間に応じて買取価格は下がるものですから、その点も考慮する計算式になっています。
決定係数と呼ばれる予測の正確さを表す指標が、1 つ目が 0.686 で、2 つ目が 0.722 で、3 つ目が 0.778 です。
決定係数が 1 に近い方が優れているので、計算式 3 が一番良いことになります。
では、前置きはこれくらいにして、計算式 2 と 3 を使ってフリードの予想価格を確認していきましょう。
年式と走行距離を入力して買取価格を予測する!
まずは、計算式 2 から試してみてください。年式と走行距離を半角文字 (コンマなし) で入力します。
年式、走行距離、買ってから今日までの日数を入力して予測する!
次が計算式 3 です。年式、走行距離、購入してから今日までの日数 (コンマなし) を入力して実行してください。正確にわからなかったら大体の値を入力して予測してみてください。
以下のグラフは、モデル 3 の計算式が予測した買取価格がどれくらい正確であるかを視覚的に示したものです。
赤の点線が実際の買取価格を描いたもので、これは直線として描かれます。
青の点が、このモデルが予測した買取価格で、青の点が赤の点線に近く分布していればしているほど、このモデルの予測が優れていることを示しています。
0 未満のマイナスのところにある青い点は、モデル 3 が予測した買取価格がマイナスであったことを示します。
買取価格がマイナスになることは通常ありえませんが、モデルはあくまで計算式に沿って計算するだけのものですから、予測結果がマイナスであったということになります。
フリードの予測結果は、100 万円を超えてくると赤点線からそれてくる印象がありますね。このことは、モデル 3 が高額な買取価格の予測が苦手としている部分と言えるかもしれません。逆に言うと、25 万円以下の予測に関しては精度が高そうだとも感じられるわけです。
年式ごとの買取価格平均値の折れ線グラフ
今度は散布図ではなく、折れ線グラフを作ってみました。
「年式ごとの買取価格の平均値」を求めて、横軸が「年式」、縦軸が「年式ごとの買取価格の平均値」をグラフにしたものです。
年式と買取価格の関係を表しているため、年式が新しいほど買取価格が高くなる = 「右肩上がり」のグラフになっています。
2015 年式以降、右肩上がりの角度が急になっていますよね。新しければ新しいほど、時間経過による価値の低下が早いことを示しているのかもしれません。2015 年式よりも古くなってしまうと、価格の低下が緩やか。だからフリードの売り時を判断する 1 つの指標にしてもいいかも。
年式と買取価格の散布図のところで「2016 年式以降は、買取価格の上がり方の角度が急」と書きましたが、散布図で見た状況に近いと思います。
走行距離 10,000 km ごとの買取価格平均値の折れ線グラフ
次が、走行距離 10,000 km ごとの買取価格平均値を求めて、それを折れ線グラフにしたものです。
フリードの売買データを走行距離 10,000 km ごとに分類し、それを横軸にして、買取価格を縦軸にした折れ線グラフです。
走行距離と買取価格の場合は、走行距離が増えるほど買取価格が安くなる = 右肩下がりのグラフでしたね。
このグラフは、走行距離が 60,000 km 台くらいまで買取価格の下がり方が急であるように見えますが、そこから先は価格の減り方が緩やかになっています。
走行距離から考える売り時は、これくらいなのかもしれません。
80,000 km 台と 160,000 km 台のところでピョコンとグラフが跳ねていますが、これはデータの歪みかなにかかなと思います。全体的なトレンドを見るときには無視しても良いでしょう。
最後に参考データとして、年式ごとの買取価格の平均値と、走行距離 10,000 km ごとの買取価格の平均値を表にしたものを紹介しておきます。
あなたのフリードの年式と走行距離から、どれくらいの買取価格になるのかをサッと確認できます。
年式ごとの買取価格平均値
年式 | 買取価格 |
---|---|
2008 年 | 12.1 万円 |
2009 年 | 14.6 万円 |
2010 年 | 21.8 万円 |
2011 年 | 29.0 万円 |
2012 年 | 50.4 万円 |
2013 年 | 63.9 万円 |
2014 年 | 66.7 万円 |
2015 年 | 59.4 万円 |
2016 年 | 135.7 万円 |
2017 年 | 150.8 万円 |
2018 年 | 154.9 万円 |
2019 年 | 197.1 万円 |
10,000 km ごとの走行距離の買取価格平均値
走行距離 | 買取価格 |
---|---|
0 万 km 〜 | 147.7 万円 |
1 万 km 〜 | 128.0 万円 |
2 万 km 〜 | 83.5 万円 |
3 万 km 〜 | 61.7 万円 |
4 万 km 〜 | 62.8 万円 |
5 万 km 〜 | 39.9 万円 |
6 万 km 〜 | 39.8 万円 |
7 万 km 〜 | 19.0 万円 |
8 万 km 〜 | 28.9 万円 |
9 万 km 〜 | 14.0 万円 |
10 万 km 〜 | 15.2 万円 |
11 万 km 〜 | 10.7 万円 |
12 万 km 〜 | 9.2 万円 |
13 万 km 〜 | 10.5 万円 |
15 万 km 〜 | 7.7 万円 |
16 万 km 〜 | 20.2 万円 |
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