(10月15日更新) ハリアー買取価格の相場・最新トレンドはこれ!
ハリアーを売る値段は走行距離と年式に依存する!
あなたのハリアーはいくらで売れるのか?これが知りたくてこのページにたどり着いたのだと思います。
細かい条件はあるにしても、走行距離と年式が価格決定の大きな要因になっています。これはハリアーに限った話ではありません。
このページでは、これまでにハリアーオーナーの方がハリアーを手放した時の情報から、買い取られた際の具体的なデータを使って走行距離・年式が買取価格に与えている影響をビジュアルに提示します。
実際にハリアーが売買された 256 件のデータ を使用しています。
走行距離・年式がハリアーの買取価格に与えている事実を確認し、相場はどれくらいなのかを頭に入れることで、あなたがハリアーを手放す時の参考となるでしょう。
また、走行距離・年式とハリアーの買取価格に強い相関関係が見られるのであれば、逆に言えば、あなたの乗っているハリアーの走行距離・年式から「今売ったらいくらになるのか?」の当たりをつけることが可能ですよね。
相関関係は数式で表すことができますので、あなたのハリアーの走行距離・年式を入力することで、この数式からどれくらいで売れるのかを推測することが可能です。
これについてもご紹介します。
走行距離・年式とハリアー買取価格の相関関係
では、走行距離・年式と買取価格の相関関係を順に見ていきましょう。
2 つの変数の関係を視覚的に見ることができるグラフ (散布図) を使って確認します。
1 つ目が「走行距離」と買取価格の関係が見れる散布図です
横軸 (x 軸) が「走行距離」で、縦軸 (y 軸) が買取価格です。右肩「下がり」になっていることがわかりますね。
これは、走行距離が増えれば増えるほど買取価格が安くなることを示しているわけです。
散布図は実際に売買された各データを二次元のグラフに落とし込んで作っているので、色が濃くなっているところは多くの売買データが重なり合っていることを示し、そのあたりが相場だと推測できます。
走行距離と買取価格のデータからハリアーの特徴としてわかることは、買取価格 50 万円 〜 150 万円の間にデータが少なく、150 万円以上の価格帯で買い取られているデータと、50 万円以下で買い取られているデータに別れているように見えることです。
これはこの散布図を作るのに使用したデータがたまたま 50 万円 〜 150 万円のゾーンの実績がなかっただけかもしれません。
この理由が何であれ、走行距離が増えると買取価格が下がっていくのは明確であり、走行距離が 100,000 km を超えるとかなりの割合で 50 万円以下になることがわかります。
2 つ目が「年式」と買取価格の関係が見れる散布図です
横軸 (x 軸) が「年式」で、縦軸 (y 軸) が買取価格です。
今度は反対に右肩「上がり」になっていることがはっきりわかります。
これは、年式が新しければ新しい方が買取価格が高いことを実データが示しているわけです。
年式と買取価格の関係で言うと、ハリアーの散布図の特徴は、2009 〜 2013 年式の買取データが少ないことです。すっぽりとこの年式の買取データが抜けているだけかもしれませんし、「走行距離」と買取価格の散布図で確認した 50 万円 〜 150 万円の間のデータが少なかったことと関連があるかもしれません。
年式 2009 年以前のハリアーの買取価格は大体 50 万円以下におさまり、年式 2014 年以降は新しければ新しいほど買取価格が高いことが見て取れます。このことから、あなたのハリアーの年式が 2009 年以前のものか、2014 年以降のものかで買取価格が大きく変わることが想定されます。
ハリアー買取価格のトップ 10 情報
気になったのでハリアーの買取価格トップ 10 をチェックして表にしてみました。
走行距離 36 km と 42 km で売りに出されているデータがありますね。これはほぼほぼ新車状態だったのではないでしょうか。
やっぱりトップ 10 に入ったハリアーの年式は新しいものが多いですね。
年式・走行距離が買取価格と相関関係にあることは普通に考えて理解できることですが、当ブログのこれまでの調査から、車種を問わず「走行距離」よりも「年式」のほうが買取価格との相関関係が強いことがわかっています。
これは車業界でお仕事されている人からすると、常識なのかもしれませんね。
年式 | 走行距離 (km) | オークション日付 | 買取価格 (万円) |
---|---|---|---|
2022 | 3446 | 2022年08月02日 | 535.5 |
2021 | 4536 | 2022年08月30日 | 486.2 |
2022 | 6118 | 2022年10月11日 | 480.7 |
2022 | 42 | 2022年09月23日 | 475.8 |
2020 | 10503 | 2022年08月23日 | 471.4 |
2022 | 36 | 2022年12月16日 | 471.3 |
2022 | 14027 | 2022年10月04日 | 465.3 |
2021 | 14100 | 2022年07月26日 | 461.3 |
2020 | 14943 | 2022年08月02日 | 460.4 |
2022 | 2783 | 2022年09月20日 | 453.8 |
あなたのハリアーの推定価格を計算してみますか?
実データから導き出された計算式を 2 つ作っちゃいました。
あなたのハリアーの年式と走行距離を入力することで、いま売ったらいくらになるのか?を推定できるようになっています。
以下の計算式 1 が、ここまで説明してきた「年式」「走行距離」と買取価格の関係から求められた式 (モデル) です。
[ 計算式 1 ]
( 17.88 x 年式 ) - ( 0.0005347 x 走行距離 ) - 35776.988
この式は、
- 年式が 1 年古くなるごとに 買取価格が 約 17.88 万円 安くなる
- 走行距離が 1 km 増えるごとに 買取価格が 約 5.35 円 安くなる
ことを示しています。
続いて 2 つ目の計算式です。これは何かというと、1 つ目よりも予測精度が高いモデルです。
式が少し複雑になっているところがミソでして、こちらの方が予測精度が高いことがわかっています。
[ 計算式 2 ]
( 24.7286 x 年式 ) + ( 0.2611 x 走行距離 ) - (0.00013012 x 年式 x 走行距離) - 49572.789
決定係数と呼ばれる予測の正確さを表す指標が、2 つ目の計算式が 0.9024 で、1 つ目が 0.8521 です。
決定係数が 1 に近い方が優れているので、計算式 2 の方が良いわけです。
前置きが長くなりましたが、以下に年式と走行距離を半角文字で入力して計算してみてください。計算式 2 の結果を確認できます!
当ブログのオリジナルツールです。半角文字を入力して試してみてください。
以下のグラフはこのモデルの予測した買取価格がどれくらい正確なものかを視覚的に示したものです。
横軸も縦軸も単位は価格 (万円) で、「縦軸」がこのモデルが予測した価格 (Predicted) を示し、「横軸」が実際の買取価格 (Actual) を表しています。
赤の点線が実際の買取価格を描いたものです。これは直線として描かれます。
青の点が、このモデルが予測した買取価格で、青の点が赤の点線に近く分布していればしているほど、このモデルの予測が優れていることを示しています。
全体的に青の点が赤の直線近くに分布していることを理解していただけるのではないでしょうか。
このモデルの数式が計算した結果を、あなたのハリアーの推定買取価格として確認することができるようになっています。
年式ごとの買取価格平均値の折れ線グラフ
今度は散布図ではなく、折れ線グラフを作ってみました。
「年式ごとの買取価格の平均値」を求めて、横軸が「年式」、縦軸が「年式ごとの買取価格の平均値」をグラフにしたものです。
年式と買取価格の関係を表しているため、年式が新しいほど買取価格が高くなる = 「右肩上がり」のグラフになります。
2011 年式の買取価格がカクンと下がっているのは、当ブログで保有しているデータでは 2011 年式の買取価格平均値が安いためです。
2011 年式の買取データが少なくて、且つその買取価格の平均値がたまたま低い場合なんかにはこういったことが起こりえます。
走行距離 10,000 km ごとの買取価格平均値の折れ線グラフ
次が、走行距離 10,000 km ごとの買取価格平均値を求めて、それを折れ線グラフにしたものです。
ハリアーの売買データを走行距離 10,000 km ごとに分類し、それを横軸にして、買取価格を縦軸にした折れ線グラフです。
走行距離と買取価格の場合は、走行距離が増えるほど買取価格が安くなる = 右肩下がりのグラフになります。
完全な右肩下がりではなく多少ギザギザとした形になっていますね。
最後にご参考データとして、年式ごとの買取価格の平均値と、走行距離 10,000 km ごとの買取価格の平均値を表にしたものを紹介しておきます。
あなたのハリアーの年式と走行距離から、どれくらいの買取価格になるのかをサッと確認できます。
年式ごとの買取価格平均値
年式 | 買取価格 |
---|---|
1998 年 | 13.0 万円 |
1999 年 | 12.3 万円 |
2001 年 | 8.5 万円 |
2002 年 | 8.0 万円 |
2003 年 | 31.0 万円 |
2004 年 | 33.4 万円 |
2005 年 | 32.8 万円 |
2006 年 | 35.6 万円 |
2007 年 | 42.0 万円 |
2008 年 | 39.2 万円 |
2009 年 | 54.5 万円 |
2010 年 | 118.0 万円 |
2011 年 | 78.2 万円 |
2012 年 | 131.7 万円 |
2014 年 | 174.1 万円 |
2015 年 | 193.9 万円 |
2016 年 | 206.7 万円 |
2017 年 | 229.1 万円 |
2018 年 | 289.2 万円 |
2019 年 | 284.7 万円 |
2020 年 | 362.8 万円 |
2021 年 | 382.7 万円 |
2022 年 | 473.0 万円 |
10,000 km ごとの走行距離の買取価格平均値
走行距離 | 買取価格 |
---|---|
0 万 km 〜 | 353.5 万円 |
1 万 km 〜 | 335.5 万円 |
2 万 km 〜 | 274.6 万円 |
3 万 km 〜 | 227.3 万円 |
4 万 km 〜 | 235.6 万円 |
5 万 km 〜 | 173.1 万円 |
6 万 km 〜 | 146.8 万円 |
7 万 km 〜 | 130.0 万円 |
8 万 km 〜 | 148.0 万円 |
9 万 km 〜 | 79.1 万円 |
10 万 km 〜 | 40.4 万円 |
11 万 km 〜 | 88.7 万円 |
12 万 km 〜 | 33.0 万円 |
13 万 km 〜 | 32.7 万円 |
14 万 km 〜 | 31.5 万円 |
15 万 km 〜 | 20.8 万円 |
16 万 km 〜 | 42.9 万円 |
17 万 km 〜 | 38.8 万円 |
18 万 km 〜 | 42.8 万円 |
19 万 km 〜 | 28.3 万円 |